CATDOLL：『ブレードランナー 2049』制作会社がマスク氏とワーナー・ブラザーズを訴える

マスク氏は10月11日に「We, Robot」記者会見を開催し、テスラの無人貨物トラック「ロボバン」、無人タクシー「ロボタクシー」、そして人型ロボット「iRobot」を発表した。しかし、マスク氏の未来的で前衛的なデザインは非難や訴訟を招いている。

『アイ、ロボット』の監督がテスラの人型ロボットiRobotと無人タクシーRobotaxiが自分たちの映画を盗作したと非難した後、『ブレードランナー2049』の制作会社アルコン・エンターテインメントもイーロン・マスク、テスラ、ワーナー・ブラザーズを訴え、テスラの無人タクシーRobotaxiの発表会見で使用されたAI生成画像は映画『ブレードランナー2049』からのものだと主張した。

このイベントでテスラは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の2017年の映画「ブレードランナー 2049」のようなユートピア的な未来をテスラがどう回避できるかを示すことを目的とした画像を公開した。マスク氏はプレゼンテーション中に「ブレードランナー」についても言及した。

「私たちは未来が暗くて恐ろしいSF映画をたくさん見ますが、それは私たちが望む未来ではありません」と彼は語った。 「私は『ブレードランナー』が好きですが、あの未来を望むかどうかはわかりません。彼が着ている防塵スーツは欲しいかもしれませんが、あの陰鬱な黙示録は欲しくないです。」

「ブレードランナー 2049」を制作したアルコン社は訴訟の中で、テスラ社がイベント中に同映画の「象徴的な静止画像」を使用する許可を求めたが拒否されたと述べた。そこで同社は、AIを使って映画に基づいた偽の画像を作成することを決定した。

訴状ではまた、「ブレードランナー2049」と自動車ブランドとの契約は「最大8桁の価値」があると述べ、マスク氏自身を「問題あり」と呼び、「誇張された、非常に政治的で、突飛で独断的な行動」をしたと非難した。マスク氏は訴訟に対してまだ反応していない。

起訴状ではマスク氏自身に加え、テスラとワーナー・ブラザース・ディスカバリー・チャンネルも被告として挙げられている。後者はロボタクシー基調講演の会場を所有しているためだ。アルコンは著作権侵害と虚偽の宣伝に対する損害賠償を求めている。

10月11日に公開されたロボタクシーの無人運転タクシーについては、2027年までに導入される予定だ。