キャットドール：東映がランサムウェア攻撃を受け、多くのテレビアニメや劇場アニメが延期に

「ワンピース」や「ドラゴンボール」など有名アニメ作品を制作する東映アニメーションが先月ハッキング被害に遭った。東映は最近、ハッカーの侵入方法がランサムウェア攻撃であったことを明らかにした。

3月6日、東映のネットワークが第三者から不正アクセスを受けた。この措置により、同社の一部のシステムが停止し、多くのアニメの上映スケジュールに影響が出た。これにより『ワンピース』『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』『デリシャスパーティー♡プリキュア』『デジモンゴーストゲーム』などのアニメも公開延期となった。

この侵入はランサムウェア攻撃でした。複数の会社の文書がウイルスによってロックされ、アクセスできなくなりました。ロックを解除するには身代金を支払う必要がありました。東映アニメーションは社内へのウイルス拡散を防ぐため社内システムをシャットダウンした。東映は身代金、ウイルス、ハッカーに関する詳細は公表しなかった。

東映は依然として攻撃を調査中であり、現時点では破損したファイルを回復できるかどうかは不明だ。同社関係者は「今回の事件によるアニメ制作への影響は今も続いており、復旧に向けて全力で取り組んでいる」としている。

同社は依然として損失の回復に努めているが、『ドラゴンボール超 スーパーヒーローズ』の延期は避けられない。劇場版は当初4月22日に日本で公開される予定だったが、無期限延期となった。