CATDOLL: 京都アニメーション裁判の新たな進展: 精神的問題に関する検察と弁護側の医学的評価が全く異なる

注目されていた京都アニメーション事件の裁判は、きょう10月30日、大きな意見の相違が生じた。有罪判決の証拠として最も重要な「被疑者の精神状態」について、検察側と弁護側が提出した医学的鑑定結果がまったく異なっていたのだ。見てみましょう。

京都アニメーション事件の容疑者、青葉真司は、何年にもわたる念入りな火傷治療を経て、つい最近になって正式な裁判段階に入った。 １カ月以上に及ぶ公判を経て、１０月３０日、刑事事件の有罪判決にとって最も重要な段階である「被疑者の精神状態」問題の公判が始まった。

・しかし、問題は、検察側の鑑定人である大阪赤十字病院の和田直樹医師が「被告人が以前から京都アニメーションを憎悪する妄想を抱いていたことは、犯行動機に影響を与えなかった」と述べたのに対し、弁護側が召喚した東京医科歯科大学の岡田幸之医師は「被告人の妄想性障害が犯行動機を形成した」という精神疾患が犯行につながったとする鑑定書を提出したことだ。

日本では、被疑者の刑事責任は「精神状態」と密接に関係している。この事件における検察側と弁護側の見解や証拠は全く異なっている。裁判官の選択は、青葉真司の最終的な有罪判決と量刑に直接影響する。公共メディアはその後の展開に細心の注意を払っている。

京都アニメーション事件の容疑者、青葉真司は2019年7月に京都アニメーション本社に故意に放火し、自身を含む36人を殺害、32人を負傷させた。