キャットドール：ハリウッドの脚本家が『ブラックパンサー』がオスカー候補に値するかどうか疑問視：誰も本当に良いとは思っていない

黒人スーパーヒーローの大ヒット作『ブラックパンサー』は、アカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされた初のスーパーヒーロー映画となり、歴史に名を残した。人種問題が敏感なハリウッドでは、誰もがそれを暗黙のうちに認識しているようだが、声高に批判する人々もいる。

最近、『アメリカン・サイコ』の原作者であり脚本家でもあるブレット・イーストン・エリスは、『ブラックパンサー』がアカデミー賞にノミネートされるに値するかどうか公に疑問を呈した。彼は、オスカー投票者がこの作品を選んだのは、本当に素晴らしいからではなく、多様性の理由からだと考えている。

エリス監督は最新のポッドキャストで次のようにコメントした。「スーパーヒーロー映画が作品賞にノミネートされたことはこれまで一度もありません。しかし、ディズニーはそれを実現するために全力を尽くしています。私がハリウッドで会った人の中で『ブラックパンサー』がそれほど素晴らしいとは思っていない人がいますが、彼らは象徴的なジェスチャーとしてこの映画を支持しています。」

このエピソードはアカデミー賞ノミネートが発表される前の1月17日に収録されたが、エリスはすでに『ブラックパンサー』が最優秀作品賞にノミネートされると予想しており、本当にノミネートに値するのか疑問視していた。

「エンターテインメントメディアやスタジオは、『ブラックパンサー』は無視できない素晴らしい映画芸術作品だという考えを推し進めている。この考えは私たちの喉元につかみかかり、私たちはそれを笑い飛ばすことしかできない。あるいは、私たちは罠にかかっている、これは冗談、詐欺だと感じている。これはすべてフェイクニュースだ」とエリス氏は語った。

「彼らにとって、形式的なジェスチャーは、しばしばばかげた包括性と多様性のために、とても重要なのです。そして、そのようなジェスチャーの卑屈さは、包括性と多様性が映画の功績に報いることと関係があるかのように思わせることです。そうです、これがオスカーが推進している文化であり、うんざりです」と彼は続けた。

54歳のブレット・イーストン・エリスは小説家としてキャリアをスタートし、その後脚本家、プロデューサー、監督へと活躍の場を広げた。彼の小説のうち4作は映画化されており、その中でもクリスチャン・ベール主演の『アメリカン・サイコ』が最も有名である。 2016年に彼は初のテレビシリーズ『The Deleter』を監督した。