キャットドール：マーベルはデジタル技術を使ってスタン・リーをMCU映画に再び登場させることはない

マーベルのスタン・リーが亡くなって1年以上経ち、多くのファンはマーベルがデジタル技術を使ってこの老人をマーベル映画に再び登場させるかどうか疑問に思っている。しかし、マーベルのエグゼクティブ・バイスプレジデント、ビクトリア・アロンソ氏によると、マーベルはデジタル技術を使って亡くなった俳優を映画に出演させるつもりはないという。

マーベルのエグゼクティブバイスプレジデント、ビクトリア・アロンソ

ベトナム戦争アクション映画「ファインディング・ジャック」のプロデューサーは、1955年に亡くなったジェームズ・ディーンをデジタルで再現する計画を発表した。報道によると、元キャプテン・アメリカのクリス・エヴァンスがディーンの家族の支援を受けてこの発表を行ったという。しかし、映画『アントマン』のマイケル・ダグラスや映画『キャプテン・マーベル』のサミュエル・L・ジャクソンといったスターを若返らせるためにこの技術を使ったマーベルは、同じ画期的な技術を使って亡くなった俳優を蘇らせる予定はない。

「（亡くなった俳優を再演することは）考慮しなかった」とマーベルの副社長アロンソ氏はヤフー・ムービーズに語った。代わりに、マーベルは、生身の俳優の演技とデジタル技術を組み合わせ、ハルク（マーク・ラファロ）やサノス（ジョシュ・ブローリン）のようなキャラクターに命を吹き込み続けるだろう。

「『サノスとハルク』の撮影経験から、ジョシュ・ブローリンとマーク・ラファロの生の演技が必要だとはっきり分かりました」とアロンソは語った。 「それがスクリーン上の魔法です。私たちは、彼らを相手役と同じ立場に立たせるためにあらゆる手段を講じました。そうすることで、最終画像で彼らの才能をできるだけ多く見ることができるのです。」

『アベンジャーズ4』の国内公開を宣伝する最近のインタビューで、マーベルのアロンソ副社長は、マーベルは『アベンジャーズ4』が最後の出演となったスタン・リーを「決して代替しようとはしない」と語った。

スタン・リー

リー氏の死後、誰が後を継ぐのかと問われると、アロンソ氏はマイアミ・ラテン・ニュースにこう語った。「スタン・リーはかけがえのない存在なので、決してそうしようとはしません。彼は伝説の人物ですから、決して彼の代わりを作ろうとはしません。他の人物も現れるでしょうし、ケヴィン・ファイギ氏のように驚くほどクリエイティブな人物も現れますが、スタン・リーはただ一人しかいません。」